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【m2・s・Pa/ng】透湿抵抗の単位換算【m2・h・mmHg/g】


透湿抵抗という迷宮に足を踏み入れてしまってからこっち、仕事が手に付かなくなりましてねぇ。
仕事中にズーっと調べては計算、調べては計算を繰り返してました。(仕事しろ!www)

何が面倒くさいって、単位が2種類あるのは何とかならんのか、と。

同じ透湿抵抗を示す数値なのに「m2・s・Pa/ng」と「m2・h・mmHg/g」があるんです。

何が違うかというと、
時間の単位が秒(s)と時間(h)、気圧がPaとmmHg、質量がグラム(g)とナノグラム(ng)と
それぞれ基準となる単位に差異があります。

これだけ違うと結果として出される数値も大きく違ってきます。例えば12mmの合板の透湿抵抗は、
単位が「m2・s・Pa/ng」だと0.011ですが、「m2・h・mmHg/g」だと23です。

タチが悪いのは、あっちのサイトにはm2・s・Pa/ngで表記されているのに、
こっちのサイトにはm2・h・mmHg/gで表記されている、なんてケースが頻発する事。

計算、ジャマくさいんじゃぁ〜!! (# ゚Д゚)ゴルァ
お陰で仕事が手に付かないじゃないか。(笑)


というわけで透湿抵抗の単位「m2・s・Pa/ng」と「m2・h・mmHg/g」の換算式を算出しました。
(仕事中に)

結局、気圧の換算が面倒なんですね。PaとmmHgの関係は
1013hPa(正確には1012.93hPa)=760mmHgです。
1hPa=100paですから、101300Pa=760mmHg、
したがって1Pa=0.00750246mmHgとなります。

ですから「X(m2・s・Pa/ng)」から「Y(m2・h・mmHg/g)」に換算するには
(1)時間の換算:Xを3600で割ります。(3600秒=1時間)
(2)気圧の換算:(1)に0.00750246を掛けます。(1Pa=0.00750246mmHg)
(3)質量の換算:(2)に10の9乗を掛けます。(1000000000ng=1g)

式にすると
X÷3600*0.00750246*1000000000=Y 

途中を計算して
X*2084=Y
(1012.93hPa=760mmHgで計算すると、X*2084.1628=Y)

これが「m2・s・Pa/ng」から「m2・s・Pa/ng」への換算式です。
Xは「m2・s・Pa/ng」の数値、Yは「m2・h・mmHg/g」の値です。


てか、「m2・s・Pa/ng」の値に2084を掛ければ「m2・h・mmHg/g」の数値になるというのは、
両方の数値を併記してるサイトを見て計算すれば、ウチの次男坊(小5)でも分かります。(笑)


しかし、「2084を掛ければイイ」だけでは納得出来ないのです。
「なぜ2084を掛けるのか?」その根拠を自分で理解しておきたいのです。(^^;;


で、コレを延々何時間も考えてる、と・・・・・。(仕事中にw)


何とメンドクサイ施主だこと。(笑)


家内には常々「アンタの相手をさせられるm4さんがカワイソウ」と言われてるんですが、
コレじゃ否定できませんね。(^^;;




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by casagarage | 2015-06-28 05:06 | 契約から着工まで | Comments(2)
Commented by cara at 2015-06-28 11:46 x
全く同じことを しました。(笑)
私も ナンギな・・・(爆)
Commented by casagarage at 2015-06-29 00:39
> caraさん
お互い「勉強熱心」だという事にしときましょう。(笑)