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内部結露計算シート


さんざん悩んだ末、防湿層は設けないという一応の結論を見た、我が家の断熱材問題

ところで、メーカーの見解はどうなんですか?
という事で、問い合わせてもらっていたのですが、回答がm4さんから転送されてきました。


結論から言うと「防湿層は不要」との事だったのですが、
納得いかんのですわ。


だって、根拠が曖昧なんだもの。(^^;;


計算はキチンとしてくれていました。そのデータもいただきました。
確かに、私の住所の近くの市の気温データを元に算出した場合は結露しない、という結果なのですが、
同じく近隣で標高の高い(気温が低い)場所のデータだと結露する、という判定なのです。

まぁ冬の外気温は大体は近隣市のデータと同じくらいなんですが、
真冬で冷え込みが厳しい時はそのくらいまで気温が下がる日もあるんですよね〜。(。-`ω-)

なのに、なぜ防湿層不要という結論なのか説明が無いんですよね。


こうなったら自分で計算するしかあるまい。


また、悪いクセが出た。(笑)




実は問い合わせる以前から色々調べるうちに
「内部結露計算(判定)シート」という物の存在を知りました。

考え方としては、壁面の各建材の熱伝導率と透湿抵抗を元に各建材の間の温度と水蒸気量を算出し、
飽和水蒸気量と比較して結露の有無を判定する、という物です。

そっち方面は苦手ですが、透湿抵抗比よりも理に適っているように思えます。


MOCOフォームのメーカーも「住宅性能評価・表示協会」の計算シートを使用していました。
それは入手ルートが分からなかったので、abs一級建築士事務所さんが公開しておられる物を頂戴しました。

頂戴した内部結露判定シートは透湿抵抗の単位がm2・h・mmHg/gだったので
m2・s・Pa/ngになるように手を加えました。
透湿抵抗比のときの単位換算式が役に立ちました。(^^)


自宅のパソコンはエクセルは開けないので、計算するのは勤務中。(笑)
それでは、仕事そっちのけで計算した成果をお見せしましょう!





各項目と数値に付いて説明しておきます。

本当は壁紙は計算に入れないのがルールのようですが、極力実態に沿ったものにしたかったので項目に含みました。
あと、空気層の透湿抵抗や、室内外の空気にも熱伝導や透湿抵抗があったりと調べれば調べる程、訳が分からなくなる始末。(@_@)
これらのソースが何処にあったのかは忘れましたが、全て何らかの根拠がある数値を入れています。
プラスタボードと胴縁の順番が逆なのは、見なかった事にして下さい。(^^;; (結果に影響はありませんので)

なお、頂き物(に自分で手を加えた物)なので、エクセルファイル自体は公開せずスクリーンショットのみの掲載とします。


先ずは「室内気温10℃、湿度70% 室外気温1℃、湿度70%」の場合。
基本的に私の済むⅣ地域はこの数値が基準になるようです。
住宅性能評価・表示協会とは別の「その手の財団法人」が定めた条件で、室内の条件は全国共通。
室外は地域によって違います。Ⅳ地域は正確には「0.9℃」です。


初手から「結露」判定。(爆)


しかし、コレは本当に微妙なラインで、室内温度が1.5℃下がっただけで判定は「OK」に変わります。


それに、真冬に室内の湿度が70%というのは「無い」と思うんですよねー。
加湿器は入れるけど、そこまで行かないんじゃないかな?
ちなみに室内の湿度が60%まで下がれば、他の条件は同じでも「OK」になります。
ね、微妙でしょ?  


MOCOフォームのメーカーが出して来た「近隣の気温が低い場所」の気温と同じ-2℃だと・・・


構造用合板から外側全滅。(笑)


「今年一番の冷え込み」とか言う日なら、気温はこれくらいまで下がると思います。
でも、室内の湿度が50%まで下がれば「OK」です。この数値は実際の状態にかなり近いんじゃないかな?

もっと条件を悪くして外気温-2℃湿度100%の場合でも室内湿度が45%でギリギリアウト。
44%なら「OK」になります。

いずれにせよ、結露するかしないか、本当に微妙なラインである事が分かりました。
実際の状況に近い条件なら、計算上結露する可能性は低そうです。
これなら、防湿層は無しでもイイんじゃないかな?
あ、しまった。「最低気温は夜中」と思い込んでるから寝室しかシミュレーションしてないや。
後でリビングの室温の設定でも計算してみます。


「調湿する」というMOCOフォームの設計を考えると、やっぱり防湿層は無い方が良いように思うし・・・。


以上をm4さんにメールして意見を求めると「根拠が明確ではない」とした上で
「判断は難しいですが、一年の内、数日間でNG判定が出たとしても
それが直接的に躯体に影響を及ぼすほどのものとも考えにくいと思っております」
と返信がありました。


例え「根拠が明確ではない」としても、一級建築士のm4さんの「不要」という見解と
私のような素人の机上の空論では質が違います。


このm4さんの見解を最後の決め手として、我が家の断熱材は
「MOCOフォーム80mm(以上)、防湿層無し」
という仕様に決定しました。


アイシネンがどうしても諦められなくて、後日正式に見積りを取ってもらいましたが
「30万アップ」であえなく撃沈しました。(笑)


2015年5月初旬のお話です。



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by casagarage | 2015-07-09 05:36 | 着工から基礎工事 | Comments(2)
Commented by cara at 2015-07-09 10:16 x
やりますね~ 大好きですよ! この執念
納得が ほしいんですよね!
で、それを後押ししてくれる信頼できるプロフェッショナルからの
サジェスチョン いずれが 欠けても 得心にいたらないんですよね~
難儀な性格です←私ですよ(爆)

我が家 まだ一冬しか越しておりませんが
室内湿度が45%を超えることは ほぼムリでした。
加湿器も使いましたが、体感的には乾燥感は
それほどなかったので よしとしました。
ほとんど30&後半だったように思います。(笑)
Commented by casagarage at 2015-07-10 04:19
そう、そうなんですよ!!
分かっていただけて嬉しいです。(^^)

メーカーがね、キチンと筋道立てて理論的に説明してくれていたら
こうはならんのですよ。

湿度情報、ありがとうございました。
貴重なデータ、参考にさせていただきます。m( _ _)m