4月から半年チョットの間続けてきた拙ブログも、今回のエントリが「一応の」最終更新となります。
今後は「何かあれば」更新する事もあるかも知れませんが、基本的にはこの記事が最終回です。
長らくのご愛読、ありがとうございました。m( _ _)m
また思い出した頃にひっそり更新しているかもしれませんので、
その時は生温かい目で見てやって下さい。(^^)
さて、本ブログ最後のテーマは建築家との家づくりのタブー、
施主が自分で図面を描く事の是非についてです。
私は都合2回、自分で図面を描いて建築家に渡しています。
といっても私の場合は、自分の要望を伝えるのに、
建築家の図面が気に入らないから自分で描いた、という訳ではありません。
私たちとm1さんの打ち合わせの手順は、
m1さんの図面を見ながら「ここを広げて欲しい」とか「トイレはこっちに」という
私たちの要望に沿ってm1さん達が図面の修正を繰り返す、というものでした。
つまり、私たちの要望に従って図面を変更する、という「結果」は同じであって、
図面を修正するのがm1さんなのか自分なのか、という「行為者」が変わっただけに過ぎないのです。
そして、結果的にm1さんは私の図面を「
採用」しています。
なので「過程」が少し違うだけで「結果」は同じ間取りになっていただろう、と思っています。
断言しないのは、もし面と向かって言っていたら「いや、それはチョット」と言われていたかも・・・
知れないからです。そうならば、今とは違った間取りになっていたかもしれません。
この辺は実際に打ち合わせの席にいた私達にしか分からない、言葉にしずらい微妙なニュアンスです。
ただ、いくら施主の要望でも「ダメなものはダメ」と却下される時もありますから、口頭で伝えていても結果は同じだったと思います。
だから「施主自ら図面を描くのはアリ」という結論になるかというと、そうではありません。
実は、本当にコレで良かったんだろうか、と思っているのです。
自画自賛になってしまいますが、
私の描いた図面はスペース効率だけで比較するなら、m1さんの図面よりも勝っています。
ガレージの面積は増えましたし、
ファサード前に駐車する予定だったアシ車の駐車場所も目立たない場所に確保出来ました。
子供部屋もLDKも私のプランの方が広いのです。
でも、結果的にこれといった見所の無い普通の間取りになってしまいました。
(素人が考えたんだから、当然の結果です)
建築家物件「らしさ」が無いのです。
m1さんのプランは2階中央にガラスで囲われたデッキがあり、
そこを回遊するような間取りになっていました。
デッキと廊下の分、各部屋は狭くなりますが「らしさ」はあったはずだし、
実際よりも部屋を広く見せる「手段」も、きちんと講じてあったのだと思います。
最初のプランより真四角で少し広いLDKを手に入れたのと引き換えに、
いかにも建築家物件らしい「ドラマ」を失ってしまった・・・・・
私が欲しかったのは「それ」だったはずなのに。
目先の広さや効率に目を奪われて大事な部分をないがしろにしてしまった事を後悔しています。
家内が「今のこの間取りの方が住みやすかったと思うよ」と言ってくれる事だけが救いです。
ガレージを含めた1階の間取りはm1さんのプランより使い勝手が良い、と思ってるので大満足してますが。(^^;;
まぁ、m1さんのデッキ回遊プランはガラスを多用していたので、今より数十万は高くついてたと思いますが。(^^;;
という訳で、今回のテーマである施主が図面を描く事の是非ですが、
建築家へ意思を伝える「手段」としてならアリ、だと思います。
ただし、図面を描く事(プランを考える事)自体を「目的」にするのはどうかと思います。
あさきちさんのご主人さんのように、御自分で素晴らしい図面を描かれる方もおられるので、一概には言えませんが。
さて、長々と綴って来たこのブログですが、いよいよ終わりの時が来ました。
最後にこれから家づくりをする皆さんへのエールとして、
m1さんに依頼して家を建てた先輩のお施主さんからいただいた言葉を紹介し、
本ブログの締めとさせていただきます。
頑張って建築家とケンカして下さいね。言いなりになっちゃダメですよ。
画像はお借りしました m( _ _)m
〜皆さんの家づくりに幸多からん事を〜
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