透湿抵抗比という考え方だと、内断熱の場合だと構造用合板を使う限り
どんな断熱材を使っても防湿層が必要って結論になるんじゃないのかなぁ?
計算してないけど。
じゃぁ、どうしてMOCOフォームは
防湿層が不要なのか・・・その「根拠」を知りたい。
施工サイドのサイトを見る限り防湿層は省略という立場のようです。
で、アイシネンの透湿率を調べたら31.7ng/(m・s・Pa)でした。
(ソース)我らがMOCOフォームの透湿率は19.1ng/(m・s・Pa)。
(ソース)
透湿抵抗は「材料の厚さ÷透湿率」なので、アイシネンの方が透湿抵抗は小さい、
つまり湿気を良く通すのです。これは意外でした。
ただ、アイシネンは「呼吸」という表現を使って、
湿気を通す事をむしろ
売りにしているので、透湿抵抗が小さくても当然といえます。
で、この事から考えるに、
防湿層を設けるという事は「呼吸」あるいは「調湿」という機能を阻害するんじゃないか、
と結論づけました。
という訳で、防湿シートの施工はしない、と仮決定しました。
・・・・・まだ踏ん切り付いてないんです。(^^;;
話が逸れますが「MOCOフォーム」でググると「アクアフォーム」がヒットします。 一部のサイトで「アクアフォームはモコフォームのOEM」とされているのが理由と思われます。
しかし、メーサーサイトによるとアクアフォームの透湿率は16.6ng/m・s・Pa。(ソース) MOCOフォームは19.1ng/m・s・Paです。OEM(同じ製品)ならこの数値は同じはずですので、
MOCOフォームとアクアフォームは別の製品だと思います。
ところで、MOCOフォームは現場発泡ウレタンです。そう、ウレタン。
私の嫌いな樹脂製品です。(^^;;
これにはずっと引っ掛かっていました。
「基本的に樹脂製品は経年劣化が激しい」という偏見の元に生きていますので(笑)
「10年、下手すりゃ数年で分解してボロボロになるんじゃないか」と怯えた時期もあります。
今でもチョット心配してます。(^^;;
数年前の話なんですが、
当時所持していた古い車のシートのスポンジが劣化して粉々になって来たんですね。
それでスポンジを張り替えに出したんですが、革のシート表皮をめくってみたら
内部のスポンジは健全な状態を保っていたんです。製造から40年程経過していたんですが、
粉々になっていたのはシート下部に露出してた部分だけでした。
しかし、40年経っても劣化しなかったスポンジを目の当たりにした一方で、
年月を経て風化してしまったウレタンスポンジを沢山見てきた事も事実。
こればっかりは、その時が来てみないと分からないです。(^^;;
だから「劣化しない」と豪語し、
生涯品質保証を謳うアイシネンにしたくて仕方ないんですよねー。
でも「20万アップ」って言われちゃ腰も引けちゃうよねー。(^^;;
お楽しみいただけましたでしょうか?
「面白かった」なら、こちら↑をクリックして下さい(安全なリンクです)