引っ越しのドタバタで、中断してしまった総括シリーズの続きです。
ええ、中断です。あれで終わってた訳じゃないんですww
今回を含めてあと2回程のエントリを予定しております。
よろしければ、フィナーレまでもう少しお付き合い下さいませ。m( _ _)m
今回のテーマは建築家との家づくりの進め方です。
設計事務所、工務店、ハウスメーカー(以下HM)どんな所で家を建てても、
基本的に設計完了時に減額調整という非常に苦しい作業が待っています。
一度「手に入る事になった」物を諦めるのですから、身を削られるような辛い作業です。
私たちはそんな思いをしたくなかったので、建築家と家づくりをするに先立ち
「予算を削る作業はしたくないので、絶対予算オーバーしないようにプランニングして下さい」
とお願いしていました。
ですから、基本設計が終わり概算見積りを取った時も予算内に収まっているものと信じていました。
先輩ブロガーさんの減額調整に苦しんでいる記事を見ても「ウチには関係無い」と思っていました。
出来上がったプランには満足しています。
ポイントは・・・
もし、建築家が私たちの要望を厳格に守り、どうあっても予算枠を超えないようにプランニングしていたら、相当小さな(床面積の少ない)家になっていたであろう、
という事です。
減額調整で減築を拒否したのは
「2つの子供部屋は4.5畳ずつ。決して広くはないLDKもさらに狭く」というプランだったからです。
LDKはともかく、子供部屋が4.5畳というのは、息子達があまりにも不憫です。
コストコントロールを厳格にしていれば、最初からこのプランを提示されていた可能性が高いです。
しかし、その狭いプランで心がときめいたかどうかは疑問です。
むしろ「高いお金を出してこんな狭い家にしかならなかった」と後悔していたような気がします。
ですが、同じ「床面積が狭いプラン」でも、今回の私たちのように
「出せるお金と理想を天秤にかける」という手順を踏んだ上で
「予算増は無理なので減築やむなし」という結論に達したのなら、
狭い家でも(満足は出来ないかも知れませんが)納得はすると思います。
大幅に予算オーバーして不満を述べる私たちにm1さんは
「見積りの金額はcasagarageさん達の夢の値段。ご予算は現実です。理想と現実にはこれだけの差がある、という事です。そのギャップを縮めて落とし所を探りましょう」と仰いました。
その言葉に考え方を改めた私たちは
「もう少し頑張って(少し、ではありませんでしたがw)予算を増やせば理想の家が手に入る」
と、清水の舞台から飛び降りる決断をしました。(大ケガしなきゃイイんですがwww)
私たちは夢を叶える為に無理をする選択をしました。
「この理想の家が手に入るなら頑張ろう」と思ったのです。
私たちは2度に渡って笑うしか無いレベルの減額調整に臨むハメになりました。
ハッキリ言って、減額調整も1000万クラスになってくると死ぬ程辛いです。(笑)
でも・・・・・
減額調整というのは必要悪。
今ではそう思っています。産みの苦しみ、ですね。
ですので、私たちが最初、そうしたように
「最初から絶対予算をハミ出さないようにプランして下さい」というやり方はお勧めしません。
「思てたんと違う」という事になりかねないからです。
先ずは、やりたい事を全部詰め込んだ「夢プラン」からスタートする事をお勧めします。
後の減額調整は辛いですが、その方が最終的にはイイ物が出来るように思います。
不幸にも夢破れて妥協する事になったとしても、
夢と現実のギャップを理解した上でなら、納得出来るように思います。
但し、あまりに予算とかけ離れた「夢」だと契約解除という所まで行ってしまうかも知れません。
これはもう後悔しか残らないのでお気をつけ下さい。
結論。「世の中、金」(笑)
画像はお借りしました m( _ _)m
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